★打倒!コロナ編
「豚しゃぶをごちそうに」を合言葉に2007年にオープンした「豚組しゃぶ庵」(東京・六本木)が2020年の10月末をもって閉店する。
理由はやはりコロナ禍だ。治療薬のない現状では、外食機会は減少する。そうした環境下で、家庭でもおいしく調理できる、鍋料理を外食で提供する意味を見いだしづらくなってしまったという。
もっとも開店以来、数々のIT起業家たちを虜にしてきた同店がただの閉店で、店を終わらせるわけがない。
「豚組しゃぶ庵」はオンライン店舗へ移転するという。
実は20年の緊急事態宣言下で、社長の國吉貴之さんは、店のファンである常連客や飲食店店主とともに、デリバリーに取り組んでいた。保健所で食肉販売や総菜製造の許可を得て家庭向けの商品を開発していたのだ。
しかもその内容がすごかった。「豚しゃぶホームセット」として銘柄豚400グラムに野菜4種にだし、タレ、締めの生麺&スープ、薬味までついた2人前で4000円。
おまけに希釈用として、ナチュラルミネラルウオーターまで付ける徹底ぶりで、店頭営業を自粛する間、社長自ら客先まで配達していた。
銘柄違いの2種の豚肉はそれぞれロースとバラ肉を用意した。通常の豚しゃぶより、肉をわずかに厚くスライスするのも、ポン酢やごまダレ、塩ダレと3種のタレを用意するのも店頭と同じだった。
クラウドファンディングで始まるオンライン店舗では、新たなセットも用意するというが、客が用意するのは鍋や熱源だけという点は、今春のセットと同じになる見込み。
会員制導入の理由をオーナーの中村仁さんはこう語る。
「オンライン店舗では、さまざまな試行錯誤を繰り返すことになると思います。スタートからお店づくりのプロセスを楽しんで頂ける方とご一緒したい。そこで会員制という形を採りました」
いつか路面店の再開へ向けて、いったんオンラインへと舵を切る。
だが、まだ路面店が閉ざされたわけではない。10月末までの間、第一期「豚組しゃぶ庵」を体験できる時間はまだ残されている。
■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。
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July 16, 2020 at 08:30AM
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