Search

飲食店のテイクアウトを事前注文「PayPayピックアップ」、店側の理解度に課題(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

 6月から順次提供を開始している「PayPayピックアップ」。これは飲食店のテイクアウト注文を事前に行うもので、利用者は店舗内で待つことなく飲食物を受け取ることができる。  新型コロナウイルスは「オンラインでの飲食物の注文」という手段を、日本人に強く認識させた。確かにこの手段は感染拡大を阻止するための苦肉の策であることは否定できないが、一方で新興国では数年前から「事前注文アプリ」が日常的なものになっている。  その理由は後述するが、日本は数年遅れでようやく飲食物注文のオンラインプラットフォームが整備されるようになった。が、そこには「店員がオンライン注文を使いこなせない」などの課題点も含まれているようだ。

思い立ったら即注文

 まずはPayPayピックアップの仕組みと使い方を解説していこう。PayPayのアプリを開くと「ピックアップ」という項目があることに気づくだろう。これをタップし、なおかつスマホの位置情報をオンにしていると周囲のPayPay提携飲食店が表示される。  筆者は静岡県静岡市在住。表示された飲食店から選ぶと、次に出てくるのはメニュー表。食べたいものを選択して決済画面に進む。支払いは当然ながら、PayPayを使った前払い。受取予定時刻は事前に提示されるので、それに合わせて来店すればいい。  操作自体は非常に簡単だ。プロセスも少なく、思い立ったら手軽に注文できるよう設計されている。しかし、このPayPayピックアップの問題は別の部分にあった。

オンラインサービスを使いこなせない店員

 静岡市は、首都圏と中京圏に挟まれた地方都市である。  キャッシュレス決済やスマホを使ったオンラインサービスの浸透速度は、東京や名古屋に比べるとだいぶゆっくりしている。Uber Eatsが静岡市内でのサービスを始めたのは、今年6月のことだ。 故に、「スマホで飲食物を注文する」という概念自体がまだ根付いていない。それは事業者側にとっても同じだ。筆者が静岡市内でPayPayピックアップを利用する中で、このようなことが複数回あった。 「すみません、注文を見逃していました」  店員がPayPay経由の注文に気づかず、利用者即ち筆者が来店してもメニューを用意していなかったという出来事だ。チェーン店ではない個人経営の店舗に、そのようなことが目立って起きていた。 「PayPayを使うお客さんは初めてだもんで……」  ある店では注文にちゃんと応えて食事を用意してくれたが、細かいプロセスに手間取っていたようだ。こちらがオーダーを出した直後、「準備中」を飛ばしていきなり「受取可能」にしてしまった。  これは、店員が事業者用アプリを使いこなせていないという証明でもある。さらに突き詰めて考えれば、PayPayピックアップがもたらした新しい概念を店員自身が理解していない。  今の時点で静岡市では利用者が少ないから、やむを得ない部分も確かにある。しかしPayPayピックアップの仕組みを漠然と捉えたまま、実際の注文に対応できなかった店舗に落ち度がまったくないわけでもない。これはいくつかの要因が複雑に絡み合っている現象でもある。

Let's block ads! (Why?)



"店" - Google ニュース
July 12, 2020 at 02:00PM
https://ift.tt/2ZkWQNa

飲食店のテイクアウトを事前注文「PayPayピックアップ」、店側の理解度に課題(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース
"店" - Google ニュース
https://ift.tt/2sTqBa7
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "飲食店のテイクアウトを事前注文「PayPayピックアップ」、店側の理解度に課題(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース"

Post a Comment

Powered by Blogger.