コロナ禍で一時は延期や中止を余儀なくされたライブや演劇、興行といったイベントも、感染対策を施しながら徐々に有観客での公演を再開し始めている。とはいえ、withコロナ/アフターコロナ時代の運営は暗中模索だ。そんな中、いち早くリアルイベント再開に舵(かじ)を切ったブシロード。決断の裏にあった判断と対策とは。
「BanG Dream! (バンドリ!)」や「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」、最新タイトルの「D4DJ」といったデジタルコンテンツから「新日本プロレス」まで、様々な人気IP(キャラクターなどの知的財産)を持つブシロードにとって、ライブイベントはアプリゲームやカードゲームと並ぶ事業の柱だ。ゲームやアニメと、そのキャラクターを演じるキャスト(声優)によるライブイベントを連動させることで、一体感のある世界観の演出や知名度の向上、ファンの拡大につなげてきた。
<前回「80年代懐メロで20代も40代も取る ブシロード新作は『DJ』で勝負」はこちら>
それらイベントもコロナ禍で一時は延期や中止が続出。その間も同社の木谷高明会長は情勢を見つつ、再開の時をうかがっていたという。そして、2020年7月にはコロナ対策を講じた上で、舞台「We are RAISE A SUILEN~BanG Dream! The Stage~」を天王洲・銀河劇場にて有観客で開催。感染者やクラスターの発生が報告されることもなく全9公演を上演した。続く、8月には富士急ハイランドでのライブや明治神宮野球場での新日本プロレスの興行など、大規模な有観客イベントの開催にも踏み切った。「これからのイベントの形も見えてきた」という同社の木谷高明会長に、決断と実行の裏側を聞いた。
8月に観客を入れたイベントを実施
――コロナ禍でリアルイベントを延期または中止していましたが、20年8月には富士急ハイランド・コニファーフォレストで「BanG Dream! 8th☆LIVE 夏の野外3DAYS」を3日間開催し、大規模イベントを再開しました。
木谷高明氏(以下、木谷氏) 定員1万8000人のところ、各日平均4141人に制限して開催しました。野外会場にあえて椅子を置いて1席ずつ間隔を空けたり、時間帯を分けた分散入場とし、来場者にはサーマルカメラや非接触の体温計で検温してもらったりと、様々な対策をしました。ライブ中も観客はマスク着用。立つのはいいけれど声出しは禁止、拍手を推奨といったお願いもしましたね。
一方、スタッフには全員マスクを着用させ、控室も含めて密を避けることを徹底。入場前と退場時には検温を、イベント10日前と当日の会場入りの際には問診表を提出させました。前日には山梨県庁や富士急ハイランドなどから会場チェックも受けています。
――野外にあえて椅子を置くのは間隔を保つのに効果的に思えます。入場時のチェックで引っかかった来場者はいたのでしょうか?
木谷氏 いませんでした。まあ、家を出る時点で発熱に気づかず、会場で引っかかるという確率は相当低いとは思います。熱っぽい人はそもそも会場まで来ないでしょうから。
厳密な感染対策をしましたが、それでも不安で来られない人がいるのは仕方がないことと考えていました。このため、チケット購入についても特別措置を取っています。
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