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忘年会、新年会に『新型コロナの影』 福島県内の飲食店...苦悩 - 福島民友

 新型コロナウイルスの感染拡大により、県内でも大人数で行う企業の忘年会や新年会を自粛する動きが広がる。12日には忘年会を発端に感染が広がったとみられるクラスター(感染者集団)も確認され、感染防止の対策を講じて客を迎え入れるはずだった飲食店にも影響が広がる。

 「忘年会についてはいろいろな声があったが、この状況では開催は難しい」。約30人が働く郡山市の建設会社の男性経営者(44)は今年、社内に集まって例年開催していた忘年会を取りやめた。この会社では新型コロナウイルス感染拡大を受け、今年は暑気払いや社員旅行などができず、年末こそはと考えていたが、感染の拡大は止まらなかった。男性経営者は「感染が収まったらまた開催したいと思っているが、まだ状況は見えない」と表情を曇らせる。

 県内外に店舗を持つ県内の企業も今年は忘年会開催を見送った。例年は従業員約50人が旅館に宿泊していたが、今年は感染防止対策を優先せざるを得なかった。春先から歓送迎会を含め宴会の自粛を続ける。

 担当者は「なるべく会合は少人数か控えるようにしている」という。「コミュニケーションの場が減ってしまったが、クラスターが発生してしまったら大変なことになる。忘年会の中止はやむを得ないのではないか」と話す。飲食店でクラスターが確認された福島市では各種団体などによるイベントや会合を中止する動きも出ている。

 書き入れ時と準備を進めていた飲食店は予約のキャンセルが相次ぐ。いわき市の割烹(かっぽう)料亭正月荘。数十人~100人規模の忘新年会は、東日本台風(台風19号)後に自粛ムードが広がった昨年に続いてほぼゼロという。おかみの鈴木華奈子さん(37)は「新型コロナのニュースが出るたびに、キャンセルの電話が入る」と表情を曇らせる。

 店内では少人数での忘新年会の需要に応えようと、席に透明な仕切り板や消毒液を設置するなど感染対策を取る。「ほぼ一年を通して厳しい状況が続いた。来年には収束してほしい」と話した。

 「密」避けた利用法提案

 飲食店への支援も進む。いわき商工会議所は、新型コロナの影響で売り上げが伸び悩む大口の宴会場14事業者の忘新年会プランをまとめてPRするキャンペーンを展開する。大広間を少人数で利用して「密」を避けることや予算に応じたテークアウトなど、感染対策を講じた上で楽しめる利用法を提案している。

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December 13, 2020 at 05:03AM
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