Search

しみん発>ママ友一丸 飲食店救う 流山テイクアウトマップ・白沢美幸さん(38):首都圏(TOKYO Web) - 東京新聞

流山テイクアウトマップをつくった(左から)岩佐康予(やすよ)さん、白沢さんと掲載店のスタッフたち=千葉県流山市で

写真

 新型コロナウイルスの感染拡大で客足が遠のき、地元の飲食店はピンチだ。千葉県流山市では、お持ち帰りできる店を紹介する「流山テイクアウトマップ」がテレワークの家庭を中心に人気を集めている。子どもたちが育つ地域を守ろうと子育て世代が上げた声が、つくばエクスプレス(TX)によって生じた新旧住民の溝も乗り越える。 (林容史)

 流山市は二〇〇五年のTX開業を契機に新住民が増えた。人口が二十万人に迫り、増加率は七年連続で県内トップ。白沢美幸さん(38)も、よりよい子育て環境を求め、一〇年に東京都内から移り住んだ。

 しかし、現在は新型コロナの影響が直撃している。三月下旬に入ると、市内の飲食店では宴会などの予約キャンセルが相次ぎ「店を開けても客が来ない」と、店主らの嘆きは大きかった。白沢さんも知人たちとの食事会を見送った。営業をやめる店もちらほら現れた。シャッターが下りたままの店が増え、「子どもたちが歩くまちがなくなってしまう」と心配した。

流山テイクアウトマップのサイト

写真

 「始めよう」。地域の課題に向き合っている子育て中のお母さんらに呼び掛け、七人でプロジェクトをスタートさせた。これまで、空き状況や通園ルートを知らせる保育園マップ、昨年の台風15、19号の襲来時には避難所の開設情報を落とし込んだハザードマップなどを手掛けてきた。

 子どもの休校や夫のテレワークで「誰かご飯を作って!」という共働きの悩みも背中を押した。アプリケーションソフトを手直しして使いやすくし、メニューや店舗の地図、営業時間などに店からのひと言を加えて、まずは顔見知りの三軒でスタートした。

 四月初めに公開すると、掲載希望の飲食店や行きつけの店を推薦する市民らが続々投稿、そんな市民の取り組みに市や商工会議所も乗った。テークアウトを始めた老舗料亭や居酒屋など掲載店舗数は百三十を超した。ダイニングバーを営む山崎和希さん(44)は「効果は間違いない。市民の思いは店側にもしっかり伝わっている」と感謝する。従来のランチの売り上げをテークアウトが上回ったという。

 転入した三十〜四十代の子育て世代と、旧市街地に暮らす住民との交流が進む副産物もあった。「みんなが一丸となって協力してくれる」と白沢さん。「アクションを起こせば自分がハッピーになって、地域もちょっとだけ良くなる。そんな新しい流れが起こるきっかけに」と願う。

    ◇

<しらさわ・みゆき> 1981年、千葉県柏市出身。共に地域をつくる市民グループ「CODE for NAGAREYAMA」代表。オンラインで探求学習支援なども。1男1女の母。「流山テイクアウトマップ」で検索。

写真

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"店" - Google ニュース
May 09, 2020 at 05:43AM
https://ift.tt/35K5fLG

しみん発>ママ友一丸 飲食店救う 流山テイクアウトマップ・白沢美幸さん(38):首都圏(TOKYO Web) - 東京新聞
"店" - Google ニュース
https://ift.tt/2sTqBa7
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "しみん発>ママ友一丸 飲食店救う 流山テイクアウトマップ・白沢美幸さん(38):首都圏(TOKYO Web) - 東京新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.