全米で黒人男性ジョージ・フロイドさんの暴行死事件をきっかけにした抗議運動が広がるなか、黒人が経営するビジネスを支援する「バイ・ブラック」と呼ばれるムーブメントが注目を集めている。黒人経営店のサービスや商品の購入により業績向上に貢献しようという行動で、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた黒人経営者の命綱ともなっている。
黒人オーナーのフランク・ウォーレンさんが経営する「ブリューケレン・コーヒーハウス」は少なくともコロナ禍の水準からすると、大繁盛している。ニューヨーク・ブルックリンにある店舗には常連客が戻り始めただけでなく、新規客も増えた。シェルター・イン・プレイス(屋内退避勧告)の期間中に9割落ち込んだ売上高は6月第1週に3割増加した。
バイ・ブラックがにわかに活発化した背景には、黒人暴行死事件に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」運動の機運が全米で高まったことがある。この運動では飲食店などの黒人経営店のリストがソーシャルメディア上で拡散され、ブリューケレンを宣伝する投稿の1つは4万5000件以上の「いいね」を集めた。黒人経営の小売店を検索できるアプリ「オフィシャル・ブラック・ウォール・ストリート」のダウンロード件数も8000件を突破し、インスタグラムでは3万人を超えるフォロワーを獲得している。
バイ・ブラックは黒人経営者が苦しむ経済的不平等の是正に焦点を当てている。全米経済研究所(NBER)の調査によると、2~4月の間に白人所有企業のうちで倒産した企業は17%だったのに対し、黒人所有企業は41%が倒産に追い込まれた。また、黒人とラテン系起業家のスタートアップのうち融資を受けられたのはわずか1%にとどまり、黒人事業主の大部分が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)下で政府の支援を受けられていない。
米上院の中小企業起業家委員会の民主党トップであるベン・カーディン議員は10日、中小企業支援策「給与保護プログラム(PPP)」に関する公聴会で、「白人と黒人の間には経済格差が根強く残っている」と指摘。カーディン氏は黒人所有企業にも支援を確実に行き渡らせるよう、米政権に必要なデータの提供を求めている。
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June 27, 2020 at 07:00AM
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黒人経営店で「買って応援」 バイ・ブラック運動を新型コロナ禍の命綱に - SankeiBiz
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