リンコムは8月17日、 マックスバリュ西日本全182店舗が、チェーンストア企業向け多店舗運営ソリューション「店番長」を導入したと発表した。
「店番長」は、多店舗運営に特化した革新的なクラウド・ソリューション。店番長を使って本部-店舗間の指示や通達をやり取りすることで、チェーンストア運営の数々の課題を解決し、「実行力アップ」「業務効率化」を実現することができる。
マックスバリュ西日本では「店番長」の活用により、無駄な情報を省き本部から店舗への指示量を削減させると同時に、店舗の実行率95%を実現した。
中四国エリアを中心に店舗展開するマックスバリュ西日本は、イオングループのスーパーマーケット事業再編に伴い、2019年3月に経営統合したマルナカ、山陽マルナカとの新たなスタートに向け準備を進めている。
今後の円滑な店舗運営を見据えた際、課題として挙がったのが、各店と本部のコミュニケーション方法だった。
店舗への指示量が非常に多く、実施すべき業務指示の全体像を本部が把握することが困難であったため、メールなど複数の連絡ツールに分散していた業務指示を集約する必要があった。
この課題を解決でき、且つ店舗の指示実行力を高める仕組みとして「店番長」を採用した。
2020年4月より運用を開始し、マックスバリュ西日本全店の182店舗で「店番長」が利用されている。
どの部門からどのような指示が発信されているかが可視化できたことで、重複した指示の削減に成功。1店舗の1か月あたり平均指示件数で約160件削減し、店舗にとってやるべきことが明確になった。
従来の業務連絡ツールでは店舗の指示実行状況の確認ができず、本部は指示を出したら出しっぱなしになってしまい、決して満足な実行状況ではなかったという。
しかし、「店番長」導入後は、店舗の指示実行状況も自動で集計されるようになり、実行率が約95%と高い水準を維持している。
マックスバリュ西日本の藤本利和システム企画開発部長は、「導入のポイントは、店舗作業の『ムダ』である情報洪水からの脱却です。店舗では『必須の業務指示がどれで、何を実施すればよいかわからない』『もっとシンプルに実施する事だけを伝えて欲しい』というニーズがありました」。
「情報を発信する本部側では、店舗に指示を送信したことで仕事が終わったという勘違いをしている。この意識改革が重要とし、本部側の意識改革、店舗側のムダな業務指示(情報)選別という課題を一気に解決できるソリューションを探していました。『店番長』はシンプルでありながらも、弊社の求めている要件を満たしてくれると確信し導入を決定いたしました」。
「『店番長』の導入後、本部からどのような指示が店舗に発信されているのかが簡単に見て取れるようになりました。これまで誰も把握できなかった店舗への指示の内容。改めて内容を確認すると目を覆いたくなるような状況でした。とても業務指示とは思えない項目が全体の7割以上を占めていました。『店舗の情報洪水の元凶は発信者にあり』を痛感した瞬間でした。『店番長』の導入効果をさらに高めるため、発信者の意識改革に継続して取り組みます」とコメントしている。
2021年3月以降はマルナカ店舗、山陽マルナカ店舗を加えて約400店舗での利用がスタート。「店番長」の特長を最大限活用し、業務改善に取り組んでいく。
■店番長に関する問い合わせ先
リンコム 店番長事業部
E-Mail:sales@linkcom.com
TEL:03-5246-6711
https://www.linkcom.com/miseban/
■マックスバリュ西日本
設立:1982年3月
事業内容:食料品及び日用雑貨用品の小売販売
■リンコム
所在地:東京都台東区元浅草4-9-14イマス元浅草ビル5階
代表者:野村 剛志
設立:1997年1月
1000社以上の導入実績を持つグループウェア「リンコム ネクスト」で培ったノウハウを基に、チェーンストア企業向け多店舗運営ソリューション「店番長」を開発し、多くのチェーンストア企業が抱える課題の解決に日々挑んでいる。
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August 17, 2020 at 12:17AM
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