大規模な爆発が発生した郡山市の「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」では、６月３０日にガス会社が店舗の検針を行った際に異常はみられなかった。ガス警報器は設置されており、使用期間も守られていたという。「しゃぶしゃぶ温野菜」をチェーン展開する会社を傘下に持つ外食大手コロワイド（横浜市）などが３０日、同市役所で記者会見し明らかにした。
同社の社長は、記者会見で「亡くなった方、遺族、被害に遭った方、関係者に心からおわび申し上げる」と謝罪した。
郡山新さくら通り店を運営する高島屋商店（いわき市）によると、爆発前日の２９日、調理場のガスコンロをＩＨに交換するため、コンセントを新設する工事を急きょ行っていたという。店舗では４月以前からコンロが不調で使用できない状態になっており、営業期間中はコンロの元栓を閉めた状態で、ガスは給湯器のみで使用していたという。店舗は新型コロナウイルスの影響で休業中だった。
工事は長年同店の内装を手掛けていた業者が担当。同社の社長は、亡くなった現場管理者の男性とは旧知の間柄だったといい、「社内でも中心的な存在。安否だけが心配だった」と声を振り絞った。
爆発事故では、周辺の店舗や住宅も大きな被害を受けた。コロワイドのグループ会社レインズインターナショナル（横浜市）は３１日にも、被害者向けに電話相談窓口を設けるとしている。
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July 31, 2020 at 08:02AM
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