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梶原由景が歩いて出会った 美味しいお店梶原メシ I eat, therefore I am - d.365

十数時間のフライト、そして時差。
そんなストレス状態にあっても
胃に負荷のない美味しい料理。
イカ墨のフライドライスは絶品です。

長い戦いだ。いまだ我々は自由を謳歌できないでいる。ニューヨーク、例年なら今頃もう二度ほどは訪れているだろうか。

ここ最近、彼の地に到着した夜に必ず訪れるレストランがある。オバマ元大統領も訪れたという店、SOHOにある“ESTELA”だ。シェフのイグナシオ・マットスは本連載第10回でも紹介した西海岸の至宝“Chez Panisse”を経て、こちらも何度も訪れたことがあるNYの人気店“Il Buco”で活躍。食のアカデミー賞とも言われるジェームス・ビアード賞にノミネートされたこともある。そんな人の作るもの、絶対美味いに決まっている。そしてここ“ESTELA”を彼と一緒に立ち上げたソムリエは、連載第13回に登場した“Blue Hill at Stone Barns”出身だが、こちらもオバマ元大統領が通う店として知られている。そんなオバマ贔屓の(笑)お店、いつもウェイティングバーまで満席だ。ニューヨーカーはあまり予約して行かないのか、こんな人気店でも十日程度前に予約サイトから簡単に席を得ることができるのも、必ず訪れることのできる理由の一つである。

夕方到着の便でJFK国際空港に降り立ち、イミグレーションを経て(ESTA採用直後はスムーズに通過できたのに、最近またかなり待たされることになった!)荷物をピックアップ、タクシーでマンハッタンのホテルに向かう。最近はバワリーあたりのホテルが多い。18時半くらいには荷物の整理も終わり、30分ほど散歩がてらニューオープンのショップなど見に行き、その足で“ESTELA”へ。

まずはローカルビールで喉を湿らせる。狭い店内はNYのお洒落な飲食店にありがちな照明の暗さ。スマホのカメラ性能が著しく上がったためなんとか撮影できているが、ちょっと前だとデジカメにとって難攻不落のレストラン。雰囲気は抜群だが、テーブルの蝋燭がないと実際料理がよく見えないくらいだ(笑)。さあ、テーブルにはアンディーブと胡桃のサラダ、薄くカットされたマッシュルームの乗ったリコッタチーズのダンプリングなどが並んだ。十数時間のフライト、そして時差。そんなストレス状態にあっても胃に負荷のない、そしてとても美味しい料理。ムール貝のエスカベッシュが乗ったトーストも手応えバッチリ。そしてイカ墨のフライドライスは絶品。「うちの自慢の皿を全部頼んだね!」などスタッフに言われ、ビールもワインへと替わる。

ちょうど去年訪れた頃、店の前のバワリー・ミューラル(キースへリングも手掛けた)では知人の松山智一氏の作品がフィーチャーされ、街の明かりに照らされていた。今すぐにでも行きたい街、ニューヨーク。でも今は“ESTELA”もまだ休業中。イカ墨チャーハンも思い浮かべるだけで満足しなくては


イタリアン、アメリカ料理
ESTELA
アメリカ/ニューヨーク
住所:アメリカ47 E Houston St, New York City, NY 10012-2749
電話:(+1) 2122197693
https://www.estelanyc.com/
※現在休業中


text : 梶原由景

幅広い業界にクライアントを持つクリエイティブ・コンサルティングファームLOWERCASE代表。デジタルメディア『Ring of Colour』などでオリジナルな情報を発信中。

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September 01, 2020 at 10:01AM
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